台北の自転車海苔

海外生活は上海に4年、シンガポール2年、そして台湾はだいたい3年近く居て2021年3月に帰国しました。

外国語を笑われること

     ここで言いたいのは、下手な外国語を笑われることは極くフツーのことなのでそれをバネにして頑張っていきましょう、ということです。それだけです。

 

 

 最近ツイッターで下手な外国語を笑われることに対してセンチメンタルなスレをいくつか見たのですが、私が思うのは笑われるぐらいは全然もうまんたいということです。

 

 私が上海に留学した93年の中国はスーパーなんかほとんどなくて買い物するにはカウンターの向こうの商品の名前を声に出して発音し服務員に取ってもらわなければなりませんでした。笑われるのはヘーキです。売ってもらえるから。

 

 帰れ! 何言ってるかわからん。

 

 といわれることもフツーにありました。だから買うモノは商品名の発音を練習して行かなければいけなかったし、商品名がわからないものを買おうとしたら説明を聞いてもらえるように関心をもってもらう必要がありました。笑ろてもうてなんぼです。面倒くさいと思われるとわかっててもわからん、商品があっても没有と言われました。

 

 いや、働く側の話ということなら、あの当時の上海で学生が働くことは在留資格の関係上もちろんできなかったでしょうが、仮に接客業で働いたとして、言葉を笑われるならマシな方で、マトモに喋れないヤツが働くなと直接言われたことでしょう。たぶん客にキレられたと思います。もちろん外国人として珍らしがられれば、面白がって相手してもらえるでしょうが、急いでいたりすると優しく対応してなんてくれないでしょう。

 

 買い物する側として、我々はフツーに買い物できるように必死で中国語を勉強したし、特に発音は練習しました。またその言語を母国語とするヒトへの敬意として発音は正しくする必要があると私は考えます。これは個人的な信条みたいなものですが。

 

 まあネイティブみたいに話せるようになるというのは難しいでしょうが、何年も勉強して日常生活でも支障ないぐらい話せるのにいまだにウムラウトもできず、チュウとかユイとか発音しているというのはその言語に対する敬意がないと思われても仕方がないと思います。

 

 

     たぶん台湾のヒトは優しいから日本人の中国語がヘンでも発音がおかしくても直さないのでしょうね。わかるしまあええか、と敢えて修正してあげないのでしょうね。ウムラウトも。直してあげる方が優しさだと思うのですが。もしくは笑ってあげるとか。それをバネにしてブラッシュアップするのです。

 

 

 

 私が上海にいたときはタクシーでどれだけ上海語だけで通じるかというのも試していました。上海語はカタコトしかできませんでしたが、タクシーでは乗って行き先を告げてここで停めてと言って下りるぐらいは恐らくネイティブのフリができていたと思います。当時の上海はタチの悪いことに上海以外の人間を田舎者とバカにしていて、それを見分けるのが上海語ができるか否かということでした。だから簡単な買い物ぐらいは上海語でできるようにしておく必要がありました。まあ、タクシーとは違い、買い物はハードルが高かったです。

 

 

 

      上海語はさすがにそれほど話せなかったので上海の生活でもマンダリンがやはり中心になったわけですが、中国の場合は台湾と違ってマンダリンを話して外国人だとバレる可能性は低いのです。中国は広いので各地の訛りがあるからです。発音が下手くそでも「どこの地方から来たんだろう?」と思われるワケです。だけどよほど発音がヒドいとやはりバレるし、日本訛りがヒドい場合もわかるヒトにはわかります。だからできるだけ外国人とバレないようにマンダリンを話そうと必死になりました。まあ台湾人は見分けるのがうまいのと言葉以外の部分でも外国人と判断するので中国とは勝手がずいぶん違います。

 

 最近気持ち悪いのが全面屍控のCMで、出てくるゾンビが涎を垂らしているのは別に良いのです。だけどMCが日本語で喋り中国字幕が付いていてそれが最後は日本訛りのマンダリンを話すのですが、それが無茶苦茶気持ち悪いのです。「たいわんずいめいだふぉんじんすーれん」というヤツです。日本人をバカにしてるとは言わないけどあんな風に言われないようにちゃんと発音しようと思うワケです。

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