台北の自転車海苔

海外生活は上海に4年、シンガポール2年、そして台湾はだいたい3年近く居て2021年3月に帰国しました。

駄洒落のクオリティ

 中国語の場合、同音異議語が多い所為か駄洒落のクオリテイが高いと思っていました。つまりは完全に発音が同じ、即ちピンインも声調も同じでないと成立しないと。ま、声調はともかく、少なくともピンインのレベルでは完全に一致しなければいけないのかと思っていました。

 

 例えば、妹力四射*や、前に書いた非我莫鼠など。

*もちろん正しくは魅力四射ですが、張惠妹(阿妹)のアルバムでこういうタイトルのがあったのです。

 

 ところが台湾はけっこういい加減に駄洒落を認めているのではないかと最近思い始めています。つまり、駄洒落のハードルが低いんじゃないかと。え?そんなのでいいの?って。

 

 まずは、今年の5月20日は我愛你の日と言っていましたが、wu er ling がwo ai ni って、甘くないですか?2020.5 .20 で愛你愛你我愛你って、全部外していると思いますけど。まあ台湾語で你がliなのでマンダリンよりは近いにしても。

 

 後は疫情関係。感染者ゼロが続いて「加零」にちなんで名前で優惠すると言い出したとき、嘉玲さんに二杯目はただという飲料屋が宣伝していましたけど、林佳さんもOKとか、さらにはいっそのこと林さんでOKとか甘すぎね?と思いました。

 

 9日連続ゼロの時にはJolin(蔡依林)來了!とか言い出して、九零をjolinって、そんなレベルでイイの?と思ったのは私だけではあるまい。そもそも零はlingでしょう。

 

 

 実は前から薄々感じていたのですが、台湾人はngの発音とnの発音を区別していないのではないか?   疑惑は深まりました。

 

 nとngの区別は、漢字を使う日本人にとっては簡単で、漢字の読みの音読み(正しくは漢音、呉音、唐音等の中国語音)で「ん」で終わる音はたいていnであるというのは中国語学習者の常識です。もちろん例外は杏、胖、浜、肯等幾つかありますが、日本人にとってはほぼ全て区別が可能といっても過言ではありますまい。

 

 ということで、大昔の日本人はnとngを聞き分けていたんだと言われています。ああそれなのに、それなのに。あなたたちは区別できていないのですかと問いたい。というほどではないけど駄洒落の許容範囲が広いのが許せない、というか、語呂あわせがちょっと雑だと思います。

 

 

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