久しぶりに観た張芸謀の映画「影」
前の記事の翌日にアップすると言っていたのに結局かなり空いてしまいました。
今回の一時帰国のフライトは中華航空でした。いつものエバが取れなかったのです。でも、中華の方が機材が良いのですね。映画もちゃんと個人用モニターが装備されていて、しかもイヤホンの性能が良いのか音質が良くて中国語がよく聴き取れるのです。お陰で映画も楽しめました。
しかも中国映画なので役者の発音がまた聴き取りやすくて楽ちんでした。私には台湾人の話す中国語はとても聴き取りにくいのですが、中国人の話す中国語はとてもクリアなので聴き取り易いです。台湾で中国語を勉強したヒトは逆に中国人の話す中国語は聴き取りにくいものなのでしょうか。東北人の巻き舌のヒドい発音は確かに聴き取りにくいかと思いますが、上海あたりのマンダリンはとても聞き取りやすいと思います。
昔、北京のタクシーの運転手の話す中国語なんてほとんど聴き取れませんでした。今はどうなんでしょう。
東北人の発音といっても先日テレビで観た葛優とスーチーの映画の葛優の発音もとても聴き取り易かったのです。けっこう舌巻いてますよね、葛優。それでも台湾映画の俳優や普段接するフツーの台湾人の発音よりよっぽどわかりやすかったです。ということで、私にとっては台湾人のはっきりしない発音よりも中国人の発音の方がよっぽど聴き取り易いのでした。
映画(2018年) 主演:鄧超、孫麗、鄭愷、王千源、胡軍、王景春、関暁彤、呉磊 ジャンル:古装武侠
ということで、「影」という映画ですが、中国語も聴き取り易いのでおススメです。でも最初のナラティブな説明をちゃんと聴いておかないとわかりづらいかも知れません。私も最初ほとんど聞いていなかったので、人名か地名か役職名かよくわからず戸惑いました。境州というのは人名でもあり地名でもあります。境州の町を敵から奪還するために付けられた「影(武者)」の名前なのです。また、都督というのは人名ではなく役職のようです。
映画は二転三転する結末が面白いですが、武器や装備のギミックはちょっとどうかと思います。でも、充分楽しめます。