台北の自転車海苔

海外生活は上海に4年、シンガポール2年、そして台湾はだいたい3年近く居て2021年3月に帰国しました。

繁体字か簡体字か

 繁体字か簡体字かというのはそんなに大きな問題ではなくて、別にどちらかが必要なときにどちらかを選択すればよいだけだと思います。つまり台湾では繁体字、大陸では簡体字と使いわければ良いのです。そんなたいそうな問題ではないと思います。所詮もとは同じなので。

 私はと言えばずっと簡体字で中国語を勉強をしてきました。初めに日本の大学で第二外国語として2年間中国語を習って、後の2年は経済学の本を中国語で読んで、卒業してから会社に入って大陸に留学して上海の大学で中国語を習い、それから上海に駐在して日常的に簡体字を使う生活を4年しました。

上海からの帰国後は日本で中国の営業も台湾の営業もしたし、コンサルの仕事で繁体字でレポート書いたこともありました。基本的には繁体字も簡体字も字を手書きすることはないのでピンインがわかれば打つのは電脳です。ということはIME次第です。

しかし、繁体字(旧字)というのは、今の日本の若者にとってはほとんど別のものなのでしょうか。私が簡体字を勉強し始めたときは日本でフツーに使う漢字と繁体字(旧字)はほぼ同じグループで、それに対して簡体字という全く別のものがあるというイメージでしたが、今の日本の若者にはこの3つがそれぞれ別のモノとしてあるのでしょうかね。すると、ここではただ私が歳を取っているということを書いているだけになってしまいます。

 まあもともと私は年齢の割には旧字の漢字は読める方でした。親戚の家から段ボール箱で幾箱か文庫本をもらって漱石や太宰、三島由紀夫、川端康成等日本の小説を旧字及び旧仮名遣いで読んだことも理由であるし、また書道をずっとしていたこともその理由であります。だから繁体字には慣れ親しんでいたこともあるでしょう。それにまだ私の子供の頃はそれこそ「學校」も「會社」も街の看板や印刷物でもフツーに目にしていました。

「メーメーヨーヨーかんむり子、きいろくかける」=學校、なんて覚え方も父親に終わりました。また、「いとしいとしと言う心」=戀、というのも教わりました。これはいまだに台湾の灣を書くときに唱えています。これは元は都都逸ですかね。までも、あんまり手で書くことはないので結局IME頼みですね。

だから簡体字か繁体字か思い悩む必要はないと思います。とりあえず、目先必要な方を選べば良いかと。

とはいえ、私の個人的な意見ですが、中国語を勉強するならやはり大陸の方が良いかと思います。外国人やネイティブじゃない自国民に中国語を教えるノウハウは大陸の方が豊富だと思います。教材もカリキュラムも教育機関の人材も豊富ではないかと思います。日本で入手出来る教材も大陸のモノが殆どだし、敢えて台湾のモノに手を出す理由はないと思います。知らんけど。

 

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