台北の自転車海苔

海外生活は上海に4年、シンガポール2年、そして台湾はだいたい3年近く居て2021年3月に帰国しました。

かつて朝のお茶出しという仕事がありました。

 私の台北のオフィスはレンタルオフィスでワンフロアにたくさんの部屋がありいろんな会社が部屋を借りていて、トイレ、受付や会議室等共有スペースがあっていろんな会社が共同で使用しているのです。共用のサービスで一番気に入っているのがコーヒーで、マシンがイイのか毎日タダで飲めるコーヒーがとてもおいしいのです。

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 コーヒーマシンの管理はもちろんオフィスの管理会社がやってくださっています。一応コーヒーカップもあって使っておいておけば夕方に洗ってくださるのですが、出張者ならいざしらず常駐になると流石に自分で持って来たカップ、いわゆるマイカップを使い自分で洗うようにするのが日本人のフツーの感覚だと思うのですが、けっこうな人数のヒトが備え付けのカップや紙コップを使っているのです。ちょっと驚き。

 それよりももっと驚くのは、ある企業。どうも日本の企業のようなのですが、毎朝どうも全員の男性社員のコーヒーを台湾人のおばさんが入れているのです。10人ぐらいの。だからこちらが入れようとした時にかち合うと相当な時間またなければいけなくなるのですが、まあおばさんはできたヒトなのでボクを見ると「先にどうぞ」と割り込ませてくれるのです。だからそんなに迷惑ではないのですが、それでもいまどき?と驚く光景です。

 当然他社のヒトはみんな見ているワケです。おばさんが一人でたくさんのコーヒーを入れている姿を。

 昭和の時代には日本の会社にも朝のお茶出しという仕事がありました。女性社員が毎朝早く来て男性社員のお茶を入れてくれるのです。そのころはまだオフィスでたばこを吸うことができましたので前日使った灰皿を洗うことから始まり、お茶を入れるというのが女性社員の朝一の仕事でした。もしかしたら午後にも一度あったかも知れません。もうずいぶん昔のことなので忘れてしまいましたけど。そう、とうの昔に日本ではそのような仕事はなくなってしまいましたが、台湾でもう一度目にするとは思いませんでした。この会社はまだ日本でもおなじようにやっているのでしょうか。少し信じられない思いで見ています。日本ではしていないけど台湾だけでしているのならよけいに悲しいし。

 それに自社ビルならともかく他の会社も集まっているしかも共用のレンタルオフィスでこういうことをする神経が信じられません。古い体質の会社なんでしょうね。

 

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