蓮霧
レンブという果物を初めて食べたのは台湾に来はじめの頃だったのでたぶん2000年代初頭でした。最初は高雄の夜市でガラスのショーケースの中に入ったフルーツをカットしてその場で食べられる店で食べました。とにかく暑い日だったのでそのみずみずしさに感激するほど美味しかったのでした。
ところがその次に果物屋さんで買って帰ってもちろん冷蔵庫で冷やして食べたら、何か水臭くて「何だこれ?」と思ったのでした。CD屋さんで視聴してイイと思って買ったCDが家に帰って聴くと「何でこんなの買ったんだろう。」と思うことがありますがそんな感じでした。
それで、先月大阪からの出張者と昼御飯を食べに行ってオフィスに帰る道でおばさんがこの蓮霧を売ってて、出張者がよしゃいいのに「これ、おいしいねん。」と言いながら9つ100元で購入したのでした。よく考えたら高雄の夜市で食べたのもこのヒトとだったような気がします。
「これ、夜市で食べたら美味しいのですが、買って帰って食べても美味しくないですよ。」とよほど言おうかなと思いましたがやめときました。
そんで、オフィスに帰ってもう一人の出張者と一緒に3つずつわけてもらって仲良く食べたのでした。
そしたら、なぜかとても美味しくて驚きました。2回目に食べたあれは何だったんだろうど思いました。
そして、昨日果物屋さんで買って家で冷やして食べました。
あれ?
やっぱりあまり美味しくないのです。
まるで、お店で試着したらスゴく似合ってて恰好イイと思ったのに家で着てみたら、何か違うと思った服のような感じでした。