羅大佑のライブに行きました。
先週はかなり忙しかったのですが、無理して羅大佑のライブに行きました。まだこんなにフツーに音楽活動をしておられるとは思いませんでした。
客層は予想通り私の同年代以上の高い年齢層でした。
オープニングアクトは甜約翰 Sweet John。MCでは最初Tie Yuehanと聞こえて「アイアン・ジョー? 鉄のハンス?」また変わった名前だなあと思ったのですが、舞台に映してあった文字がSweet Johnでした。でもやっぱりグリムの鉄のハンスとかけてあるんでしょうね。細かいリズムを刻むお洒落な感じの音楽ですが悪くはありません。ただ年齢層の所為ですが客席は微動だにしていないヒトが多かったです。けっこうファンキーなのでノらずにいる方が難しいと思うのですが、やはり年齢ですね。しかしベースがいなかったのですが、ベース音は聞こえていました。打ち込みでもなさそうでしたが。
しかし、まあなんですな、羅大佑がこんなによくしゃべる人だとは思いませんでした。とにかくにしゃべる。自分でも弁解していました。今回は一応ほぼアンプラグドというコンセプトで演るのだけど、といってももちろん完全なアコースティックの楽器の音をマイクで拾うわけではなくプラグは差すワケで音楽業界一般のアンプラグの定義ですがとにかくプラグを差したり抜いたり楽器を持ち替えたりするのでその間の場つなぎに喋っているのだと。バンドのメンバーが一言も喋らないのはフツー一流のミュージシャンは喋らないものでその代わりに楽器で表現するのだ。自分は? (自分もミュージシャンだけど)今夜は自分が犠牲になっているのだ。というような感じでずっと喋っていました。でも、更に意外なことに彼の話はとても聴き取りやすいのです。頭がイイので話がわかりやすいこともあのますが、発音もとてもクリアでした。
さっきの甜約翰と比べるとやはりメロディラインがキレイなというかわかりやすい、こういうのを聴くとホッとするのは歳を取った所為か。いえ、私もメロディ至上主義と公言している通りむかしからこういうわかりやすくてキャッチーなメロディが好きなのです。しかし、羅大佑は社会派の歌詞重視なシンガーソングライターでもあります。 それから意外なことに歌がうまかったのです。羅大佑は歌がうまくないとこれまで思っていましたが、実際ナマで聴くとフツーにうまかったのです。
童年は最近とてもよく聴く懐メロで、近所のカフェは有線の懐メロのチャンネルにしてるので行けば1回は聴きます。従って週イチ以上は聴いていますが、シルビア・チャンのバージョンががとても可愛くて好きなのですが、オリジナルを生で聴けるなんて感激です。ちなみに翌日、会社のスタッフに童年の歌詞にある「福利社」とは何か訊いてみたら「学校の売店」とのこと。じゃあ小売部のことか、という言うと「中国の言い方みたい。」と言われました。
セットリストは下記の通りです。一部順番が怪しいところがあります。黄韻玲の前後で少し入れ違っているかも知れません。そうです。ゲストは黄韻玲だったのです。黄韻玲を生で観ることができるなんて思っていませんでした。嬉しいサプライズでした。台湾の音楽を聴き始めたころにテレビで「関不掉的収音機」のMVを観て好きになったのでした。
鄉愁四韻
童年
同学会
致観音山
槄草人
超級市民
彈唱詞
閨月閨愛情
沈黙的表示
耶穌的另一個名字
綠島小夜曲
愛人同志
現象七十二変
無言的歌(黄韻玲)
歌(黄韻玲)
心動(黄韻玲)
光陰的故事(黄韻玲)
你的樣子
午夜香吻+台北紅玫瑰
知乎者也
今夜星期三
恋曲1980
アンコール 愛的箴言(アカペラ)
あと、超級市民は歌う前にこの曲の説明をしたのですが、「この時代の空気とか雰囲気とかそういうのを表した…」とかいう説明、それに歌詞の一部を言って、ああ、あれを歌うんだというのがわかってでも曲名はなんだっけ?とか思っているうちにタイトルを言って歌い出すというのがとても感動的でした。愛人同志や恋曲等の超ヒット曲もその他ほとんどの聞き覚えのある曲もみんな良かった。
黄韻玲!!
光陰的故事を二人で
ホントにとても良いライブでした。