肥龍過江
先週末に衛視電影台で甄子丹の肥龍過江をやっていました。このチャンネルは早いですね。いつも封切りから半年ぐらいの映画を放映します。
ド兄さんの映画はほとんど観ている私ですが、この映画は見逃していました。 なぜかというとあまり食指が動かなかったのです。
写真を観たらわかるようにおデブなド兄さんです。痩身男女でしたっけ?アンディラウがサミーチェンと一緒に特殊メイクでボテボテに肥って映画を撮ったのは。あれも観ませんでしたけど、何かこういうのはイマイチ好きくないのです。
どうしようかなと迷っているうちにコロナになって、さらに観に行く気がなくなって終わってしまったのでした。
ということで、テレビでやるとなったら話は別なのでもちろん観ましたとも。
思ったよりも面白かったけど、やはり肥らせる意味がわからなかった。仕事でミスって閑職に追い遣られた警官のド兄さん、婚約破棄で二重のショックと失意とで肥るのもわからんでもないけど、天下のド兄さんがそれぐらいで肥らないし、また「肥ってもこれだけ動ける」ってのも「それがどうした」って思います。
「燃えよデブゴン」のリメイクとかいう話しもありましたが、それはないでしょう。全然違うし、またそもそもサモハンキンポーを「デブゴン」って名付けるセンスはどうかと思うし、 「我的特工爺爺」をまた 「おじいちゃんはデブゴン」と名付けたのも意味不明でした。「デブゴン」ニーズが日本にあるの?このあたりの意識のズレがド兄さんのも含めて香港映画が現在日本であまり知名度ない原因ではないかと思います。知らんけど。
ストーリー的にはけっこう甘めですが、アクション映画としてはまあ充分かなとも思います。音楽映画のストーリーがそんなに重要でないのと同様に。ただ、ギャグ的にはけっこう滑っているのではないか。それと、竹中直人の使い方もイマイチ。なんかき汚ならしいし、面白くもない。ヅラネタもツマラんのにひつこい。
良かったのは婚約者役の女優。最初はワガママなわからず屋の自分勝手な女かと思ったら意外と可愛くて、段々と好きになってきました。ただ香港の女優らしくまあ本気で殴られること。かのサリーでも殴られるわ、爆発するわ、額にゴキブリ這うわの香港映画なので仕方ないかも知れませんが。
あと導火線のパロディというか、あれの続きなの?と思わせるところ?ド兄さんのファンには理解できるところが嬉しいかも。
南瓜
知り合いの江戸川乱歩賞作家の先生がご自身のブログにカボチャの煮たのをアップしておられたので急にカボチャが食べたくなって夜にスーパーに買いに行きました。
なんか思っていたのと違う。
カボチャって、こんなでしたっけ?
まあとにかく2つに切って、
種を取って、
ラップしてチンして。
先日の五徳のアダプターとして使ったモノを本来の蒸し器として使って、
出来上がり。
けっこう水気が多いですね。でも、美味しいです。
それだけ。
再會啦心愛的無緣的人
『心愛的と再會啦』という歌詞が入ってて、「心愛的再會啦」ではなくて「再會啦心愛的無緣的人」でもない曲を探してて、こんなアカペラのバージョンの「再會啦心愛的無緣的人」を見つけました。これはこれでなかなかイイのと、こんな若いヒトたちがこんなポップに台語歌を歌うのが台湾的でイイなあと思うのです。
シンガポールならHooken Songを若いヒトが歌うというのはあり得ない感じです。
ところで、阿卡貝拉です。アカペラのことですが、いまは阿卡貝拉というのですね。私が上海にいた20年ぐらい前には清唱と言っていた記憶があります。清唱というのは元は京劇等の中華歌劇の無伴奏ソロのことです。
これはアカペラの解釈によるのですが、元々我らの世代がアカペラということばを初めて聞いたのは山下達郎のアカペラのアルバムだったと思います。それか、ビリー・ジョエル。したがってコーラスのイメージではなく一人多重録音でした。それでもコーラスには違いないのですが、一人のイメージからアカペラ = 無伴奏ソロ歌唱のイメージでした。つまりはジャニス・ジョプリンのメルセデス・ベンツです。たぶん大陸でも山下達郎はともかく無伴奏ソロ歌唱だったので清唱だったのでしょうね。
ア・カペラというのは「教会で」という意味のイタリア語で無伴奏の多重唱のことなので無伴奏コーラスが正しい理解です。じゃあ一人で伴奏なしで歌うのはいまは何というのでしょう。
「じゃあ、ちょっとアカペラでやってみます。」
って、言うのは間違っているのでしょうか。
ちなみに探していた曲は「男人情女人心」でした。
美食不孤單
孤独のグルメをテレビでやってるのですが、これを観てると日本語の表現力のスゴさがよくわかります。中国語の字幕が付くのですが、五郎さんの独り言(というより心の声ですが)のバリエーションが実にシンプルに陳腐化されてしまうのです。これ、日本語わからずに中国語字幕だけで観たら全然面白くないだろうな、と思いながら観てます。
別に中国語をディスるわけではありません。基本的に私は中国語が大好きです。ですが、言語として日本語は優れていると思います。これは日本が好きだとか日本スゴい、とかいう話ではなくてシンプルに言語として日本語は表現力が豊かだと思うのです。
例えば、
「彼が昨日家に来てくれた。」
「彼に昨日家に来られた。」
という二つの文を比較したとき、どちらが嬉しくてどちらが迷惑かわかるでしょう。短いこの文でそれを言い分けることができるというのはスゴいと思いませんか。
こういうと、以前友人の中国人(日中通訳)に言われたことがあります。
「イヤならイヤとはっきり言えばイイ。こういう曖昧なところが日本人の悪いところ。」
いえ、私はシンプルに言語としての日本語が優れているといいたいだけで、文化や習慣の話をしているのではありません。
例えば、強調するときは繰り返したり、声を大きくしたり、オノマトペにもならない擬音語を多用するとか(ぐわーっと行ったら、わーっとなってごっっうたいへんやってん。みたいな)の言語よりはとても表現力が豊かだと思うのです。
あれ、なんか関西弁をディスってるように見えますが、そうではありません。具体的には言えませんが、基本的に単語を並べるだけ、みたいな言語もありますよね。
本題に戻ると、この孤独のグルメでは例えば、注文した料理がきたときに シンプルにに
やっと来た
のときもあれば
おいでなすった
のときもあるのです。
でも、字幕はどちらも
終於來了
です。
これは仕方がないと思いますが、言い方のバリエーションがあるのって素晴らしいと思うのです。
豚の味噌焼きのことを「みそぶー」と言ったりタルタルソース好きを「タルタリスト」、鶏南蛮が来た時に「タルタルきたる」と表現したりしてもそれは翻訳によって面白さが失われてしまうのは仕方ないと思います。翻訳とはそんなものです。
もちろん、翻訳で面白さが加わることもあって、私が本当に若かったころに観た「トップガン」ではソ連のミグとドッグファイトの時に中指を立てて挑発したことを話すのに「手話で会話しました。」と訳していたのは戸田奈津子さんだったと記憶しています。
そういう意味ではホントにこの孤独のグルメは字幕だけに頼って観て面白いのかなと疑問です。
乳清蛋白、巴拿馬ほか
プロテインをまた金曜日の夕方に注文しました。土曜日の朝9時半ごろ届いたら嬉しいなあと思っていたのですが、結果は11時半ごろでした。これまではプロテインの場合は9時半ごろにいつも届いていたのですが今回は2つ計5kg頼んだのでそれが原因かと思います。
おそらく1つだと単車で運ぶが2つだとクルマに乗せるとか、朝イチの便に乗らなかったとかそういうことかと。月イチ9時半配送か2ヶ月に1回昼まで待つかという選択を今後どうするか。土曜日の朝にジムに行けないのはけっこうツラいです。
いますごく気に入っているのがパナマというコーヒー豆。漢字で書くと巴拿馬です。
パナマのコーヒーは初めてなのですが、酸味がとてもイイのです。調べたら日本のサイトではパナマの豆は酸味が強くないと書いてあってちょっと?なのですが、パナマのゲイシャという豆はフルーティな酸味があるとのことでこれかも知れません。しかし、味が太くないという説明の通りシャープな味なのでこれを緩和するためには入れ方としてネルドリップにするか他のマイルドで太い味の豆を混ぜるかして補った方がよりおいしくなります。
コンビニとして終わっているなあと思うハイライフの某店。もう販売を諦めてネットショッピングの引き取り場所としての生き方を選択しているようです。知らんけど。
トマトは野菜かフルーツか。日本人としては当然野菜ですが台湾人はフルーツだと。なるほどと思ったのは、彼らはごはんのときに食べないから。つまり野菜サラダは食べないのでごはんのときに出てこない。お八つのときになんぞで食べる。(なんぞというのは関西弁でしょうか。)
いやいや、番茄炒蛋があるじゃないかとおっしゃる方がおられると思いますが、あれは台湾ではけっこう新しいメニューで子供の頃はなかったらしい(私ぐらいの年代のヒト談)。
ということで、フルーツだということらしい。
歩行者を優先しない社会はモータリゼーション的には遅れている
ちょっと前ですが7月4日のニュースです。80過ぎの老人がごみ捨てのために道路を渡ったら単車が2台避けきれずに転倒してうち1台は未成年者の無免許だったというニュース。
じいさんの横断は違法(黄色い二重線は横断禁止)だそうで罰金300元。単車の無免許は6000~1万2千元とのこと。これに対してFB等のSNSではじいさんを責める意見が書かれていたりするのですが、そんなに悪いかと疑問に思うのです。まあフツーは渡るわな、と。信号まで歩かないでしょう。それに無理に渡った訳でもない。飛び出したワケでもない。その証拠に先頭の自動車は避けているのです。後ろの単車2台が車間距離を開けてなくて、また前方不注意で衝突しているのです。車が避けて前を見たらじいさまがいてあわてて転けたということでしょうが、クルマが避けたなら何か理由があるとスピードを落とすのがフツーです。
常々思っているのですが、台湾は自動車とオートバイが優先されすぎです。逆に言うと歩行者が優先されなさ過ぎなのです。
台湾ではもう少しクルマもオートバイも痛い目にあってヒトを優先することを覚えた方が良いといつも思います。罰金をもっと上げるぐらいしか思い付かないけど、実際保険とかどうなっているのでしょう。過失割合とか。
クルマとオートバイでいうと、信号のある交差点で信号が赤に変わってからも交差点内に残っているクルマとオートバイ堂々たる振る舞いはヒド過ぎるのでこれは厳罰に処してほしい。あとは右左折のクルマとオートバイが横断する歩行者をすり抜けていくのも。日本の法律だと横断する歩行者の前方を横切ると違反となります。
あとはオートバイの歩道走行。これもなんとかしてほしい。もっというと一方通行逆走を含む、自転車と勘違いしてる振る舞い全て。
ちなみに上の事故の未成年者の無免許運転ですが、日本だと3年以下の懲役又は50万円以下の罰金です。事故の状況や過去の経歴にもよるけど、初犯で違反行為が無免許運転のみだった場合だと30万円が大体の相場額だそうです。
SabaのMissoniを美味しく
台湾でも魚を食べなければいけません。背の青い魚を食べなければいけないのですが、なかなかイイのが手に入りません。いはゆる光りモノです。アジ、こはだ、イワシ、鯖、秋刀魚などを食べたいのですが、難しいので缶詰を買ってきます。鯖缶、オイルサーディン等。(秋刀魚は解凍もののベチャベチャのはスーパーにありますね。)
オイルサーディンは少し高めですね。
あと、鯖缶は味噌煮と水煮とそれからトマト煮があって、味噌煮もトマト煮もそのまま食べられるぐらい美味しいワケではありません。味が薄いというかぼんやりしていて、また身もモサモサして飲み込みヅラいのです。まあタンパク質の塊は大抵モサモサしているもので、それ故我々筋トレイニーはオクラと食べたりめかぶと食べたりします。
そこで鯖缶を美味しく食べる方法がないかと調べてみたらカレーがあって、これが予想以上に美味しかったのでもう嬉しくて書いてみます。
トマト(フルサイズのが1個しかなかったのでプチトマトをハサミで切って追加)、ホタテ(冷凍)、玉ねぎの乾燥したモノ、冷凍ハンバーグをハサミで細かく切って。SabaのMissoni(缶詰)1缶。カレー粉、ウスターソースほか調味料。これが材料です。
その他の調味料もテキトーに加えます。
万能の調味料も。
フィリピン料理のギニサでもけっこう。
順番も考えずにテキトーに炒めて、サバ缶を味噌もそのまま入れて水気無くなるまで煮て、テキトーに調味料で味を整えたら出来上がり。
こんなに簡単でええ加減に調理しても信じられないぐらい美味しいです。
みなさん、魚は食べてますか?
次はトマト煮を美味しく食べる方法を調べます。