尚羽堂國際有限公司
ここにもずっと前から行ってみたいと思っていたのに今になってしまいました。
想像以上に入りにくい店でした。ルーズベルト通りの側に入口がなく横丁側に普通の雑居ビルのような入口から入ります。時節柄ガードマンに体温を測られて熱がないことを確認してからやっとエレベータに乗れます。
私語厳禁のエレベータ内。
またまたフツーのオフィスのようなドアを通って店に入るとフツーの文房具屋さんでした。
私の後方はオフィス。数人が事務をしておられました。
万年筆の棚はこちら。オリジナルの万年筆が並んでいます。左上が木製のハンドクラフトの万年筆。注文生産とのこと。棚にあるのも完成途中でまだニブが付いていませんでした。完全なオーダーで1万元からなので次回は作ってみたいと思います。ちなみに見せてもらった1つはお父さんが大学に合格した娘さんに送るために注文したということでした。今の日本でそのような発想はないと思います。
今回購入したのはこちら。木製の方でもこの蛇付きのがあったのですが、「蛇が嫌いなら取れるよ。」と言われて「我属蛇。」と答えていました。そのあとこの限定品(60本限定)の最後の1本を勧められました。「あなたが買うのを待っていたのです。」とかなんとか言われて。
コンバーターを外して直接インクをスポイドで入れます。
ずっと相手をしてくださったのは店主の方のようですが、元はエンジニアとのこと。半導体関係の仕事をしてらしたと仰っていました。生まれついての万年筆屋さんのようなお顔でしたが。
サービスでいただいたポーランドのインク。好きな色を、といわれて選んだのがこの色。
でしたが、パイロットのiroshizukuのamairoと同じような色でした。やはりこの色が好きなんですね。暖色系にすれば良かったです。