台北の自転車海苔

海外生活は上海に4年、シンガポール2年、そして台湾はだいたい3年近く居て2021年3月に帰国しました。

早起きして阜杭豆漿からの葉問(イップ・マン)4


 早起きして阜杭豆漿に行ってきました。何かで見て一度食べに行きたいと思っていたのでした。周りの台湾人からも勧められたし。でも並んで食べるのは嫌いだし、そもそも中華の朝食は好きじゃないし、また豆漿はともかく厚餅も薄餅も油條も炭水化物のかたまりなのであまり食べたくないかなと思うのでした。それでも台湾人は「ここのは他とは全然違う」とか「台湾で一番おいしい朝食」とかいうので、まあ試しに一度行ってみようかとは何度も思いました。

 

 ところが、休みの日の早朝にいざ起きてみると、「そんなワザワザ早起きして並ぶようなものか?」とか悪魔の囁きがあって二度寝してしまい何度も逃してきました。ダイエットや禁煙などと同じで、その意義に疑問を持ち始めると成功しません。自分自身に言い訳を与えてしまうからです。ピンゲです。酸っぱいブドウなのです。

 とにかく朝5:30から営業開始だけど5:00には列ができるそうなのです。
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 朝5:15に起きて5:40ぐらいに家を出て歩いてここに着いたのは6:00頃。もちろんすでに並んでいます。
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 結局30分ぐらいで2階のフードコートに入れました。


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 あそこのカウンターで注文します。


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 鹹豆漿。


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 薄餅夾蛋。

 

 


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 厚餅夾油條。


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 帰りに見たら列がさらに長くなっていました。

 

 ところで、皆が言うように本当に厚餅も薄餅も豆漿もここのは特別、他所のとは違うのか?ということですが、私には永和のと変わらないと思いました。話のタネに一度並んで食べてみよかというぐらいのモノでしょうか。ミもフタもありませんが。

 

 ということで、ずっと楽しみにしていた葉問(イップ・マン)4を観に行きました。歩いて京站まで行ってもまだまだ上映時間の8:40までには時間があって少し待ちました。しかし8:00ぐらいには自販機でチケット購入しましたが、8:30になってもシアター1は扉が開かないし、係のヒトも来ません。結局8:36分にやっともぎりが来て中に入れました。台湾人の朝は早くないので、朝一番の回は空いています。席はガラガラでした。なので入場の開始もギリギリなのでしょう。


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 葉問は中華圏では大ヒットしているシリーズなのに日本では全然ウケていないようで日本人にはあまり知られていないのが不思議です。私はブルース・リーの世代なのでブルース・リーの師匠であった葉問はもちろん大好きで、ド兄さんのシリーズは全部見ていますし、黄秋生のも外伝も前伝も見ています。もちろん一代宗師も。
 

 でもよく考えたら日本でウケないのが不思議というより、なぜ中華圏で詠春拳の映画がこんなに人気があるのかが不思議です。詠春は他の中国功夫に比べて動きが地味なので映画向きではないはずなのです。

 

 ちなみに私はシンガポールで詠春拳を習いに行っていました。葉問自身が日本人嫌いですから「日本人には教えるな。」と言っていたらしいというのを聞いていたのでドキドキしながら門を叩きましたが大丈夫でした。まあ習ったといえるほど通っていないのですが、何でも少しかじってみると、観るときの目が肥えます。仏像を見に行くのでも、仏画をやるようになってからよくわかるようになりました。衣が装身具がどうなっているかというのがわかるので古い仏像を観ても楽しさが倍増しました。同様に詠春も少し自分でやってみると葉問を観ても何倍も楽しめます。

 

 さて、葉問4は完結篇ということで終わってしまって、ファンにとってはさみしいことですが、今作もとても楽しめました。弟子のブルース・リーもワリと出てきます。ようつべでは今でも観ることができる名シーン(掌ほどの距離からのパンチで大人の男性を吹っ飛ばす、指1本での腕立て等)の再現などもあってブルース・リーファンにとってもニヤリとするシーンがいくつかあります。また今作ではブルース・リーの扱いが少し変わったような気がします。前作まではどちらかというと不肖の弟子のような感じでしたが今作は好意的に描かれています。

 

 今回、敵役は日本軍でも英国でもなくて米軍でした。アメリカの人種差別に対して戦う葉問でした。外国人に功夫は教えないという中華総会に逆らってアメリカ人の弟子を取るブルース・リーをかばい、「誰にでも教えたらイイ」と言う葉問でしたが、「日本人には教えるな」と言ってたクセに、と思ったのは私だけではあるまい。

 

 

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