台北の自転車海苔

海外生活は上海に4年、シンガポール2年、そして台湾はだいたい3年近く居て2021年3月に帰国しました。

住まい探しの巻

 現在まだホテル住まいで、住居を探しているところですが、なかなか難しいですね。台湾は治安も良いのでエリアとしてはどこに住もうと何ら心配する必要はないのですが会社はいろいろと条件を付けるのです。と言っても会社の人事部は何も知らないので知ったかぶりのコンサルとかに訊くわけです。ほんで、日本人が住んでいるのは台北市の中心エリアで新北市はあかんとか言い出すのです。

 私はだいたい中心地は嫌で、中心部にある会社から15kmぐらい離れたところが良いのです。自転車でツーキンするので15kmぐらいがちょっと物足りないかなというぐらいのちょうど良いツーキン距離なのです。ところが15kmだと台北では東西南北どちらに行っても台北市から出てしまいそうです(南は直ぐだし、西も直ぐ。)。それでなんとか説得して新店区と板橋区は会社の住んでも良いエリアに入れてもらったのですが、また面倒なことに日系の不動産屋を通せと言い出して来たのです。

 これはちょっといくらなんでも嫌なので無視しようと思っていました。まあ契約してしまえばなんとかなるかと。中心部の家賃の高いエリアで狭い部屋に住むのよりちょっと離れた安いところで広く住みたいというのもありました。一つは自転車を入れる部屋が必要なのと、大きな絵を描くのでそれをいつも広げておける部屋がほしいのです。つまりは3つは部屋がほしいのです。

 で、さらにプロジェクトの収支が悪いことを考えるとあまり高い家賃のところは住めないので必然的に新北市となるのでした。

 まずは不動産のサイトで見て一目惚れした物件を実際に見に行って来ました。リビングのカウンターとかほんまにこんな部屋があるんかいなと思ってたのですが、実物もそのままでした。

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 個人的にはこの部屋に決めたかったのですが、会社に訊くと場所とかセキュリティとか言い出してたぶんダメだと思ったので諦めました。というか、会社にお伺いを立てなきゃいけないという時点でもう間に合いませんでした。ネットで探すようなところではええ物件はスピードが勝負なのです。

 でもそのviewing 自体はとても面白かったのです。けっこう珍しい体験でした。日本では絶対あり得ない方法でした。

 591というサイトで見つけてケータイに電話をしてみると、出たヒトはサイトに書いてた陳さんではなさそうでネットで見たことを言うと、どの物件?て感じ。ちょっと怪しい。住所を言って見たい旨伝えるとラインを訊くのでラインはやってない旨伝えると微信のIDを教えろと言う。教えたら鑰匙圖を送るとのこと。

 鑰匙圖(キーの図)?ってなんのことかわからんけどしばらく待っていたら届いたのが地図とキーの置場所。アパートの入口と部屋のキーと場所がそれぞれ書いてあるリンクがあって、つまりは一人で行って一人で見てこいということでした。

 まあ今時信じられないような古典的な隠し場所にあったキーを使って一人で入って見て帰って来たと言うわけです。ちょっと信じられない管理の方法でした。台湾では一般的なのでしょうかね。

 で、気に入った旨を伝えましたが、その晩に一件交渉が入っていて決まれば終わりよ、とのことでした。そして実際その人に決まったようです。

 他にもインスタで南機場公寓の写真を見て「ああ、ここに住みたい!」と思いましたが、会社が許してくれる訳がないので諦めました。

南機場公寓 — whlai86_analogue

 で、最終的にはかなり妥協することにしました。なぜなら会社の若い衆に

「あんなボロッボロのところだけはやめてください。もし僕らも駐在になったらエエとこに住めんようになるやないですか?」

と言われたからです。そう言われると流石にその通りやと思いました。(彼らは駐在じゃなく出張ベースですが、今後駐在になる可能性もゼロではありません。)

 それで、観念して日系の不動産屋を通すことにしました。でも、日系の不動産屋を通すと物件がガラッと変わるのですね。エリアも板橋や新店の取り扱いがないそうで物件は軒並み中心部になってしまいます。ちゅうことで、先週末は10物件ほど見に行ってきましたが、まあつまらないこと。でも、早く決めたいと思います。ホテル住まいは辛いので。




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