台北の自転車海苔

海外生活は上海に4年、シンガポール2年、そして台湾はだいたい3年近く居て2021年3月に帰国しました。

台湾人はなぜ怒らないのか

 すみません。答えがあると思って見てくださった方、答えはありません。疑問に思っているということを書いてみただけです。先に謝っておきます。ただDisってるだけです(おい!)。

 台湾人はなぜ怒らないのかってホント不思議ですよね。それが良いことなのかどうなのかは別にして、ホントに怒らない。大陸にいたときは一日に何度も喧嘩をみました。口喧嘩はしょっちゅうだし、殴り合いもよく見ました(いまはそんなことないのかな)。でも、大陸も台湾も(大多数のつまり漢)民族が同じだとしたらホントに民族としてはキレ易いはずだと思うのですが、台湾では喧嘩もほとんど見ません。駐在するようになってから半年以上になりますが、街頭での喧嘩は一度も見てないと思います。

 ただそれが良いかどうかはまた別の話です。

 朝自転車ではなく電車でツーキンするとき、主に雨の日を指しますが、その時には駅まであるくのに市場の中を抜けていくのです。朝のツーキン時にはその市場は下の写真のような状態です。

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 ですが、ある店は仕入れの車が帰ってくるのがなぜかこの時間帯でホントに迷惑なのです。フツーはヒトが多くなる時間帯を避けて、たいていは早い時間に避けて、こういうことを行うと思うのですが、人出のピークの時間帯に車で入って来てこの下の写真のような状況を作るのです。

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 ヒトはこうやってクルマを避けて交互に通行しなければなりません。ちょっと信じられないですよね。客商売のお店なのにこうやってお客さまに迷惑をかけているのです。毎日ではないかも知れませんが、けっこうな頻度で同じことをしています。

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 日本だと文句を言いますよね、フツー。また周りの店や商店会みたいのがあればそこのしかるべきヒトがいうでしょう。しかし、台湾ではなぜか誰も文句を言いません。みんな黙ってクルマを避けて不便に甘んじています。ここには小言幸兵衛みたいなご意見番みたいなヒトはいないのです。ホントに不思議です。

 なぜなのかというのは全くわかりません。みんな穏やかで優しいヒトばかりなのか、それは民族的にそうなのか、後天的なモノで「金持ち喧嘩せず」みたいなのか、それとも狭いコミュニティの意識が強くてみんな繋がっているから「まあ仕方ない。お互いサマ。」と思っているのか。

 これを以て「台湾は優しい。」「小さなことでは怒らない。」「おおらか。」「日本人は怒り過ぎ。」とか言うヒトがいますが、私はそうは思いません。ヒトに迷惑や不自由や不便をかけないようにという考え方が社会を良くするし、そういう発想こそが発展の基になると思います。指摘することでよくなっていくのです。

 

 あと、遵法精神が薄いですよね、基本的に。単車が進入禁止の時間帯にもヘーキで市場に乗り入れてきます。これも日本だと間違い指摘マンが一人はいて注意すると思うのですが、台湾ではだれも何も言いませんよね。なんであんなに寛容というか無関心なのか。これで接触したりしたらちゃんと(?)喧嘩になるのでしょうか。

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