トイレの排水
私の住んでいるマンションを私はけっこう気に入っているのですが、細かいところでやはり仕上げが雑なのは日本とは比ぶるべくもないのです。シンガポールで住んでいたのは新築のマンションでしかも家賃はもっと高く広さはいまの半分未満だったのですが、仕上げはもっと雑でした。窓は開かなくなるしシャワーヘッドは落ちて来るし、換気扇は外に繋がってないし、壁は剥がれるし、トイレの排水は勾配を切ってないし。
それから比べると台湾の住まいはましな方なのですが、先日トイレを掃除していると水の流れがいまいち良くないのです。まあ今ごろそんなことを思うのもなんですが、勾配を切ってないということはないだろうし、排水口が詰まっている所為だろうと思い、そこをまず掃除しようと思いました。髪とか小さなゴミとかが詰まっているのだろうと。
ところで、トイレが今どき湿式だなんて古くさいと思いますが、台湾だと湿度が高いので湿式しか仕方がないのか、いや湿度が高いからこそ乾式の方が良いのか。まあ、シャワーと一緒なので湿式しかあり得ないのか、いや一緒と言っても床は区切られているので乾式に出来ないことはないのです。でもやっぱり乾式で湿っているのはイヤですかね。
なんてことを考えながら、ドライバーで一番外側の蓋を外すと果たして写真でわかるように排水口の向かって左側半分が詰まっていました。
割り箸を突っ込んでみるのですが固くて歯が立ちません。ということはつまりコンクリです。台湾人は何かと言うと「頭コンクリ」と言いますね。豬頭皮も歌っていました。
しかしコンクリで半分詰まっているというのは施工がヒドいということですね。コンクリートが溶けて流れ出して固まったというわけでもなさそうなので最初から詰まっていたのでしょう。
はつるような工具は持っていないのと下にも響くので放っておきます。