台北の自転車海苔

海外生活は上海に4年、シンガポール2年、そして台湾はだいたい3年近く居て2021年3月に帰国しました。

台湾語と福建話

 台湾語(閩南話)と福建話は一緒なのか違うのかというのが長い間疑問だったのですが、台湾に生活するようになって解決しました。

 

 この疑問は正確に言うとシンガポールやマレーシア華僑の言う所謂Hokkienと台湾語が(ほぼ)同じかどうか?ということです。

 

 小鳳鳳や陳金浪などのHokkien歌謡がどう聴いても台語歌と同じ言語なので間違いないとは思っていたのですが、疑問に思ったのには理由がありました。

 

 私の台湾人の友人は福建語なんて聞いてもわからないと言うし、環島したときに台北で会った福建人は台湾語はわからないと言っていたからです。

 

以前にアメブロで書いたシンガポールの映画(Hokkien)の記事です。

ameblo.jp

 

 

 

 

 この記事の中で書いたのは間違っていて、正しくは

中国話⊃閩話⊃閩南話≒Hokkien≒台湾語です。そして閩話の中に閩南話の他に閩北話や閩東話があって、現在台湾に多く来ている福建人が閩東話を話すヒトが多いのだと思います。台湾にいる私の知り合いの福建省のヒトも閩東話ネイティブのヒトばかりです。恐らく近くて船で来れる地域、つまり平潭からフェリーで来る福州、福青辺りのヒトが話すのが閩東話なのです。従って閩南話を話す台湾人が聞いてもわからないので、福建人の話すことばはわからない、ということになったのでしょう。

 

 つまりは、いま台湾に出稼ぎに来ている福建人には閩東話ネイティブが多い。閩東話と閩南話はかなり違う。したがって、台湾人は福建人の話す言葉はわからないという誤解が生じ、

 

 一方、シンガポールやマレーシア華僑は閩南話ネイティブが多い。即ちHokkienイコール閩南話だったのです。

 

 ということで、シンガポールの映画(Hokkien)を台湾人に見せるとフツーに言葉を理解できるのに「福建話はわからない。」という台湾人が多いことがずっと疑問でしたが、その謎が解けました。

 

だからどうだってことはないんですけど。

 

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