一人一半
私の大好きな「一人一半」という曲と同名の曲を、先日つべで発見しました。旺福というバンドか演っています。別の曲でしかも同じ台湾語です。けっこうイイですね。
このバンドは前に観たPVが空気がどうのという女の子が歌っている曲だったのですが、ロックな台語歌もあって要チェックかも。
しかし、けっこうヒットした曲と同じタイトルでしかも同じ台湾語というのは意識的にやっているのでしょうかね。それともシンガポールのヒット映画とヒット曲だから台湾人は全く知らなかったということでしょうか。
↓ これがシンガポールの一人一半
https://www.youtube.com/watch?v=8rUNZzyjDIw&list=PLwZcX-nLCe8UIvQAcdo3Oj5D4QiNY13OF&index=9
この曲は「歌えパパイヤ!」というシンガポール映画の主題歌(映画で主題歌として使われているのは伍家輝のマンダリンバージョンですがこの陳金浪の死は重要なテーマとして扱われています。)です。映画はシンガポールの歌台という屋外の歌謡ショーをテーマにした映画です。歌台というのは南方の中華圏ではポピュラーな宗教行事ですが、台湾には似たようなものは有るけどそのものズバリのものはありません。
一人一半というのは半分こという意味です。中国語では一人とは言わず一個人というのでおかしいとネットで絡まれたことがありますが、一人一半というのが1つの単語なのでそう覚えるしかありません。
上述のようにこの曲はシンガポールの福建歌謡の歌手陳金浪が歌った曲でオリジナルがこのヒトなのだと思います。そういう意味ではこのヒトがオリジナルがヒットしている唯一のシンガポールの歌台歌手かも知れません。知らんけど。
というのも、シンガポールの歌台歌手は基本的に台語歌手の曲をカバーしています。例えばこのパパイヤにも出てイイ味を出していた王雷は劇中「歌台界の白馬の王子」と呼ばれていましたが、もとはといえば台湾の陳雷のモノマネでデビューした歌手です。