ギタレレが欲しかったんだよ。どうしてかどうしても …
ギターは持ってきているのですが、家で手軽に弾けるギタレレが欲しいと思ったのです。いつでもソファに置いておいてテレビ観ながらいつでもスッと掴んで弾けるようなのが必要なのです。
ヤマハのギタレレは以前持っていたのですが、シンガポールでヒトにあげてきました。それで、また同じのを台湾で買おうと思ったのです。ところが、台湾ではギタレレが売っていません。PChomeでは売っていたのでこの3連休で買おうと思っていました。30日にポチッとしようとしたら労働節期間は配達しないとのこと。しかもギタレレはメーカー直送なのでそもそも24時間内の配達対象ではないとのことでした。休日なら受け取れると思ったのにこれでは宅配は無理です。従ってギタレレはあきらめて店頭で購入できるミニギターを買うことにしました。
aNueNueというのが台湾で作っているようなのでそれがイイかなと思ったのですが、チューニングがフツーのギターと同じなのでやめました。
私はギタレレの6弦→1弦の順にADGCEAというチューニングのギターがほしかったのです。つまり5フレットにカポをしたのと同じ状態になるギターです。ギタレレを買ったヒトはほとんどはこのチューニングの違いに頭を悩ませるようですが、私は敢えてこのチューニングのギターがほしいのです。
ということで、奇想楽器というところに行こうと思ったのですが、旅行吉他専門店というのがネットで見つかったのでそこに行くことにしました。
それがこちらですが、なんか来たことある…気がします。
黄石て書いてます。ここは以前来て感じが悪かった店です。なのであまり長居せず、従って奥にあるギターを出してももらわず、試し弾きもせずに帰ったのでした。
確かにミニギターがたくさん置いてあるのですが、ギタレレのように5度高いのはコルドバのGP100というのしかないようでした。なのでそれを弾かせてもらいました。なんかほぼギタレレでした。2年半振りにギタレレを弾くのでよく覚えていませんが。コルドバといえば、スペインのフラメンコギターを作っているところなのでまあエエかと。実はこっそり中国で作っているらしいという噂はありますが。
弾かせてもらった個体は3弦のペグが悪いようで、3弦だけすぐ緩んで来るのです。まあ新しい弦に替えてくれるというのでその時にペグを締めてもらったらええわ、と思ってそれを買うことにしました。弦を交換してチューニングしてくれて「はい。」と渡されたので弾いてみるともうすでに3弦が低くなっています。
「これは3弦ダメですね。」
「いえ、こんなモンです。新しい弦なので伸びるんです。」
「いえ、さっき古い弦でも狂いまくってましたよ。」
「そんなことはありません。このペグの位置を覚えています。回っていません。」(ウソつけ!)
「じゃあ、回っていなけりゃ余計まずいんじゃない?(締めたらええだけやん。)」
「弦が伸びたのです。」
「3弦だけ極端に伸びるワケないし、古い弦の時に既に何度も狂っていたから(なぜ締めると言わない?)」
ということで、他のに換えてもらいました。なぜ認めないのか。あくまでも弦が伸びただけと言い張って、イヤイヤ別のを取りに行きました。別のをしばらく弾いてチューニングが狂わないのを確認してそれを買いました。辛気臭いので弦は自分で換えるから、とそのままもらってきました。価格は5,800元だったので、ギタレレを日本で買った場合のほぼ倍です。台湾はギターも高いのです。たぶん日本で買う定価ぐらい。コルドバのギタレレ(正確にはguileleと言うようです。)の定価自体もギタレレより高いみたいです。つくりはギタレレより少ししっかりしてるかも知れません。大きさはほぼ一緒。音は少しポコポコした音がします。もう少し弾き込んで乾燥したらイイ音になるかも。でも、台湾で乾燥するのか。
こんな感じ。
ギタレレの厚みもこれぐらいだった気がします。
ヘッドもペグも同じような感じです。知らんけど。
なぜ5度高いギターが欲しかったのかは次に書きます。