フィットネスジムの日本と台湾の違い
林志玲の結婚について、藤原紀香と陣内のときと同じく旬を過ぎた女優が話題作りの為に結婚するみたいでイヤだ、と言ったら日本好きの台湾人と台湾好きの日本人の両方から総スカンを喰らった踏台です。
総スカンって言い方はもうあまりしないのでしょうか。ちなみに総スカンをグーグル翻訳にかけると全掃描と出ます。それは全部スキャンです。
それではジムの日台比較です。
といっても、台湾のジムはエニタイムと公営ジムしか知らないので、エニタイムの日台の違いになってしまいます。
- まずグレードというかポジションの違い
日本ではエニタイムはコンビニみたいなものでウリはその利便性です。どこのエニタイムでも24時間利用できます。ただし、そのかわりに設備やサービス面で少し他所より劣るところがあります。つまりプールがなかったりスタジオがなかったり、風呂はなくロッカーやシャワールームも貧相だったりします。そもそも狭い。またマシンもそんなに充実していないイメージです。
しかし、台北では数が圧倒的に少ないので利便性というメリットはありません。また24時間というメリットもそんなにないのではないか。なぜなら都心にないので早朝、夜中の需要が少ない?朝の始業前にオフィスの近くで、という使われ方があまりないようです。
つまりあまりエニタイムの利点が活かされておらず、だから逆にスタジオがあってエアロビやヨガ、ストレッチやボクササイズ等のクラスがあって、ウォーターサーバーや給湯器もあり、コンビニよりは上位のグレードに位置するようです。マシンも充実しているし、ダンベルも50kgまであったりします。
2.客層の違い
上と関連するのですが、台湾では痩せるのが目的の女性が多いです。スタジオでのプログラムが目的でまあ来たついでにマシンも触るというぐらい。理解できます。それからランニングのマシンを使って走る、そしてついでにマシンも触る。これも理解できます。 理解できないのは、フリーウェイトでデッドリフトやスクワットをする女性。ランニングした方がイイんじゃないか?という体格をしていてデッドリフトやスクワットをするのですが、かといってホントに競技として本格的にやっているというほどでもありません。そういう本格的なパワーリフターのヒトはたぶんそういうヒトが行くところが別にあるのだと思います。
一方男性の場合は日本のエニタイムとほとんど変わらないかもしれません。ちょっと運動不足で肥満を気にし出したヒトが一番多く来てる感じです。だから50kgのダンベルを使うヒトを見たことがありません。ちょっともったいないかも知れません。
- 自店会員の優遇度
これ、これが気に入らないところなのですが、台北(近辺)のエニタイムは江子翠を除いて閉鎖的です。新しいということもありますが、24時間どこのジムでも使えるという利点を店側も活用していないため、逆に自店会員以外の会員が利用することをあまり想定していないようです。なので私のような店に金を落とさない会員は冷遇されます。もちろん別に優遇してほしい気持ちはまったくなく、コミュ障で発達障害の私ですからガソリンスタンドも安いからではなく店員と話をしなくて済むからセルフに行くのです。そういう私なのでむしろ親しげに話しかけらられることのないエニタイムが好きなのです。昔のコスパなんてカルテ見ながら「最近頑張って通ってますね。」なんて声かけられるのがイヤだったのです。
それはそうなのですが、こうもあからさまに、「こいつは会員じゃないのに何で来る?」という態度を取られると気分はよくありません。そういう意味では台湾は自店会員を把握しているんでしょうね。私があまりに頻繁に通っていることにもたぶん原因があって、それなのにどうもスタッフの誰もが申込手続きをした形跡がない、ホントに会員なのか?ということなのでしょうか。
一度私が入るのと見学のヒトが出ていくのをスタッフが見送るのとが一緒になって、ドアが開いてるのでそのまま入ろうとしたら「カードをかざして!」と怒鳴られたことがあります。じゃあどいてくださいな、と少しイラッと来ましたが素直にかざして入りましたよ。
江子翠だけはスタッフがみんなフレンドリーで必ず挨拶してくれます。それだけでずいぶん違いますよね。江子翠の距離感は日本と似ていて好きです。信義安和店はコンビニより田舎の個人商店に近い感じです。
4.価格について
シンガポールでも台湾でも日本とだいたい同じぐらいの月料金です。税抜きで7000円台、税込で8000円弱。フィリピンが若干安いですが、世界各国でだいたい同じぐらいの価格になるようにしているのでないかと思います。だから国によって多少設備に差があるのでしょう。シンガポールも台湾も冷水機があるしシャンプーやボディソープがあったりします。
たまに日本でもそれを要求しているヒトがいますが、日本であの価格でやっていくのはなかなか難しいと思いますので、要らんことは言わずそういうヒトは別のジムに行ってほしいと思います。
5.公営ジムの場合
エニタイムだけでは何なので台湾の公営ジムについても書きます。公営ジムは申込なしで1回1時間50元、90分60元で利用できるので非常にリーズナブル。だから学生の利用も多いです。そしてよく混んでいます。マナーも悪いです。学生はなぜか複数人数で来て一緒にやってたりするのでうるさいし長時間マシン等を占領しているのでなかなか迷惑です。
また日本ではほとんど見ないのですが、ヒトが使っているマシンやフリーウェイトを自分が使いたいときに「あと何セットやる?」て訊いて来ます。うっとうしいので現在5セット目だったとしても「あと10セットはやる。」と答えます。そしてホントにその日は計15セットすることもあります。こうやって訊くのは合理的だとは思うのですが、何か急かされている気がするというか、訊かれる方は落ち着かないのです。シンガポールでもよく訊かれました。日本人のメンタリティには合わないですね。
早朝は比較的空いているので、公営ジムも早朝はまだ使えます。老人が多いのですが。
ということで、そのうちゴールドジムやワールドジムにも行ってみたいと思います。 また、ウェイトリフティングやパワーリフティングのヒトがトレーニングしているところも覗いてみたいですね。
*追加
ほかにも違いがあることを思い出しました。トイレについてですがエニタイムのトイレはよく詰まっています。例によって「便器に紙を流すな」と書いてありますが、本当なんだと驚くぐらいよく詰まっています。それから大陸と同じで流さずに出ていくヒトが多いのも難儀なところです。
また、掃除も違いがあります。日本だとお客さまの少ない時間帯にすると思いますが、台湾はそんなことはお構いなし。まあなんでもそうですが、働く側の都合が優先されるので利便性は考えません。なぜこんなに利用客が多い時間帯に掃除をするかなあ、といつも思います。