台北の自転車海苔

海外生活は上海に4年、シンガポール2年、そして台湾はだいたい3年近く居て2021年3月に帰国しました。

日本語が通じない

 本を読む習慣のあるヒトとないヒトの違いみたいなツイートしてるヒトがいて最近ずっとそのツイートを読んでいたのですが、読む習慣があるヒトの話は見て安心します。あ、同じタイプのヒトがやはりこんなにたくさんいるんだと。

 

 私はとにかく活字だとチラシから取説まで何でも読んでしまうので、例えば文字だけのチラシがあったとき、「こんな文字ばかりのモノ誰も読まないよ。」と言うヒトの気持ちが全くわからなかったのですが、そういうヒトがもしかしたらほとんどなのかと驚いたことがあります。

 

 会社で購買部署にいたとき営業用のチラシやDMなどの販促ツールを購買する仕事をしていたことがあります。営業部署が作るツールを業者さん何社かに提案してもらい選んで発注するのですが、その選考の時によく聞いた台詞でした。

 

 文字ばかりのチラシを見たら、「おお、読むところがこんなにある!」と喜ぶモノだと思っていたので驚きました。

 

 

 

 

 ところで、先日仕事で日本語が通じなくて困りました。もちろん日本人相手です。某社の事業内容に「○○の生産設備の運転とメンテナンス」と書いてある原稿があり、それに更に「設備を所有もしているから所有も加えて。」といわれたのです。

 

どう追加したらよいですか?

「生産と販売」を追加したら良いですか?

 

訊くと、

 

「設備の所有」を追加してと言うのです。

 

 ホントにそれで良いですか?  事業内容(の1つ)が「設備の所有」になりますが、よろしいですか?  生産設備を運転、つまり生産しているし、よく見ると販売も行っているので、それなら「生産と販売」を追加した方がよくないですか?

 

と訊いても、「所有」を追加するだけで良いと言うのです。

 

仕方がないので、最後に

 

「わかりました。仰せの通り追加しておきますが、『設備の所有事業』というのは変な感じがします。」

 

と、一応念のために言っておきました。もしかしたら法律用語とかこういう登記の資料の書き方として「所有」という事業内容があるのかと思ったのです。

 

 実は中国語の「給付」という語の意味にお金を支払うだけではなくて契約の履行という意味があることを先日知ったのです。これは特殊な法律用語で、フツーの台湾人に訊いても給付にそんな意味はないと答えると思います。それが法律家に訊くとあるというし、辞書で調べても確かにありました。

 

 同様に日本語の所有もそういう特殊な使い方をするのかと思ったのです。そしたら見事にありませんでした。おかしいとやっとわかったみたいで。

 

「○○の生産と販売」と追加しておいて。

 

と言われました。やっと。何か深い考えがあるのかと思ったのですがそうではなかったようです。

 

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