台北の自転車海苔

海外生活は上海に4年、シンガポール2年、そして台湾はだいたい3年近く居て2021年3月に帰国しました。

ワンワンコーナー

 昔NHKで連想ゲームという番組があってその中の1コーナーにワンワンコーナーというのがありました。ヒントを出してワンワンとかニャンニャンというような繰り返す言葉を当てるのです。ワンニャンコーナーというのもあったような。

 

 中国語にもこういう繰り返す言葉があって、いわゆるオノマトペというモノ及び形容詞や動詞を繰り返すモノがあります。こういう言葉のイイのは会話にリズムがつくというところです。例えば「黒い」というのに黒色的というと面白くもなんともありませんが、「黒乎乎的」というと拍子というか弾みというかが付いて何かイイでしょう。まあ乎乎というのは、熱乎乎とか辣乎乎とか、胖乎乎とかけっこう色々な形容詞に付くので面白くないかも知れません。自分で言っておいて何ですが。

 

 じゃあ例えば、軟綿綿や反対に硬邦邦。軟綿綿は軟らかいものを形容する言葉で、フカフカやグニャグャの意味です。フカフカとグニャグャを同じ言葉で形容するのはどうかと思いますが、中国語の場合は同じです。ちなみにモフモフは毛茸茸です。

 

 逆に硬い場合の、硬邦邦がカッッチカチ!です。

 

 烏溜溜というのはもっと限定的で私の知る限り黒い目を形容する時にしか使いません。知らんけど。烏溜溜的黑眼珠というように使います。これは羅大佑の歌の歌詞ですが、このようにこういうオノマトペは拍子が付くので歌詞ではよく使われます。輕飄飄とか。

 

 形容詞だけではなく笑嘻嘻とか笑瞇瞇とかいうように副詞の形で付くのももちろんあります。上海で昔言われたことがあります。

 

 笑嘻嘻並不是好東西。(ニコニコしてるのは決して良いことじゃないよ。)

 

 為什麼? (なんで?)

 

 因為俗話說笑裏藏刀。(だって、言うでしょ「笑いの中に刀を隠す」って。)

 

 つまりは、いつもニコニコしてるけど腹の底では何を考えているかわからない、と思われるよ。ということなのでしょう。

 

 

 

 次にオノマトペではなく単語自体を繰り返すケース。

 馬馬虎虎、偷偷摸摸、平平安安というような語です。AABBの形で重ねる形容詞です。

 

上海の工場にこういうスローガンが貼ってありました。

 

高高興興地上班,平平安安地回家。

(ウキウキしながら出勤して、平穏無事に帰宅する。)

 

 

 ABABという形で繰り返すのもあります。これはABが一つの単語なのでただ単に単語を繰り返すと言った方が良いかも知れません。溜達溜達。

 

これは関西弁やインドネシア語と似ているところですね。つまりはJalan Jalanです。

 

 

 

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