台北の自転車海苔

海外生活は上海に4年、シンガポール2年、そして台湾はだいたい3年近く居て2021年3月に帰国しました。

選挙の結果



 選挙はホントに良かったですね。


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 蔡英文総統817万231票(得票率57.13%)、韓国瑜552万2,119票(同38.61%)、宋楚瑜60万8,590票でした。


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 蔡英文総統のこの得票数は史上最高とのことです。



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 立法院議員の方も61議席で過半数を取れたので良かったです。

 



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 実は昨日の午前中ジムで自転車こぎながらテレビを観てたら各都市毎の得票率が出ていたので「あ、もう出口調査をやってるんや?」と思ったのですが、緑が優勢で喜んだのも束の間、よく見たら「上届」と書いてあって前回の総統選挙の結果でした。

 

 しかし、今回は親中の危険性を台湾人も気づいてくれてよかったです。以前の馬英九フィーバーの時も親しい台湾人に注意したら「経済だけや。国民党を支持したからといって中国に呑み込まれることは台湾人は誰も望んでいないし、またこの現代において世界的にもそんなことが許されるワケがない。」と言われたモノでした。

 

 しかし、まず己の利益の為に国を売る政治家というのはどこにでもいるワケだし、国際的な正義というのも結局は国家としての利益の方が優先されるモノだと主張しても全く聞いてもらえなかったのです。しかし今回は香港の件で非常にみなさんわかり易かったみたいですね。そもそも中国に対して経済面のメリットだけを享受しようなどとそんな風に台湾がグリツプできるはずがないでしょう。

 

 また、代わりばんこに政権交代していくのが良いんだと言っていたヒトもいましたが、日本でも某政党の悪夢の期間によって大きく停滞、いや後退したことを忘れてはいけません。そういう意味では今後民進党の政策をこのまま推進できることは台湾にとって本当に良いことだと思います。もちろん、私個人的には原発推進だし(仕事的には原発廃止が有難いけど)、LGBTもどうでもいいし、政策全部を支持している訳ではありませんが、大きな方向性で当然絶対民進党です。

 

 しかし、この状況においても韓国瑜を支持しているヒトが500万人以上いたというのは正直驚きです。やはり日本と同じお年寄りで情弱なヒトが多く存在するんでしょうね。

 

 

 

 

 あとは今回の選挙で個人的に面白かったことです。

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 歌手の余天さんが出ていたのですね。知りませんでした。しっかり当選していたので良かったです。おめでとうございます。


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 この画面何が面白いかというと「李翁月娥」候補。二文字姓はやはり台湾にもいるんですね。しかもキャリーラムラム(林鄭月娥)と同じ名前の月娥。余天さんに負けて落選していました。

 

 

 

 

 


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 張廖という姓も。

 

 

 


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 この高金という姓は先住民族の候補なので父母の姓とは違うかも知れません。行政院の報道官のコラスヨタカ氏みたいに漢字を当てただけかも。


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 これ、選挙運動期間中に発見していたのですが、時代力量には陳淑樺がいたのです。陳淑樺とは80年代から90年代前半ぐらいに台湾で売れていた歌手です。いえ、時代力量のは樺ではなく華で四声は違いますが、さすがはバリエーションの少ない中華系の名前ですね。一瞬間違えました。


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 さらには許淑華という候補者が国民党にも民進党にも一人ずついました。この画面では南投(二)、次の画面では北市(七)。さすがは名前のバリエーションが少ない中華系。


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 国民党の許淑華は当選して民進党の許淑華は落選していました。

 

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