カレン・モク(莫文蔚)の演唱会
莫文蔚(カレン・モク)のコンサートに行ってきました。マレーシアのコンサートの案内メールが来たのでFBで書いたら、東京の友人が台北であったら行くと言い出し、そのあと直ぐに台北であることがわかったのでじゃあ一緒に行こうということになってチケットを取ったのでした。
買ったのはもちろん一番イイ席ですが、日本以外のアジアではチケットが取りやすくてイイですね。日本だとイイ席はネットで販売開始したら秒殺で無くなりますが、シンガポールやマレーシア、それに台湾でもイイ席はけっこうしばらく残っています。
小巨蛋は初めてです。
初っ端からゲストが出てきてカレンとデュエットでした。周興哲という若い歌手でしたが、歌い出しの下手さ加減がヒドくて驚きました。曲は齊秦とのデュエット曲「可惜了」です。男のパートの出だしは低いので難しいのはわかりますが、けっこう観客はみんなどうなることかと心配したと思います。まあ高音の部分から持ち直したのでほっとしましたが、もちょっとマシなゲストを、と思いました。
ちなみに、齊秦とのデュエット曲「可惜了」はこちら。
この箏を弾きながらの歌はこの日の唯一の広東語曲で、私はやはり広東語の曲が好きだと再認識しました。広東語のコンサートに行きたいと強く思いました。
全体的な感想ですが、カレンは思っていた以上に歌が上手いと思いました。声量がないせいかウィスパーボイスの曲が良くて、雰囲気はあるけど、上手いタイプの歌手ではないと思っていたのに、意外に上手かった。マイクを握ってじっくり歌い込む歌がけっこう良くて、逆に踊りながら歌うと少し不安定でした。比較してはいけないとは思いながらサリーと比べてしまったので、それ以降色々感じて楽しめないところがありました。
就中、バックダンサーが私の知っている香港クオリティではなくてかなり残念な感じでした。ダンスのキレもなく、身体つきのキレもない感じ。その所為か舞台構成は悪くないのにいまいち楽しめない感じがありました。例えば曲が終わってカレンが引っ込んでから、カレンが着替えるタイミングなのでしょう、アウトロとダンスで暫く引っ張るところがとても退屈で間延びしている感がありました。
やはりサリーのコンサートに行きたいと強く思いました。
なんて、決してディスっているワケではなくて、実はけっこう楽しめました。20年近く前に好きで良く聴いていたカレンモクなのでとても懐かしく少し時の流れを感じる部分もありましたが、一番変わったなあと感慨深く思ったのは、
甚麼→什麼
と歌詞の表記が変わったことです。繁体字もこの20年ほどで随分変わったんでしょうね。台灣も臺灣と書く方が一般的だった気がします。