一時帰国(楽しんでいます2)
今年はお節料理を作れないので年末はとってものんびりしていました。革を買いに行って万年筆入れとトラベラーズノートの殻だけをとりあえず作りました。また中身も作って仕上げます。
手縫いですが、ちゃっちゃと作ったのでけっこう雑です。じっくり見ないようにお願いします。
トラベラーズノートは、右が新しく作ったモノ。革は少し厚めですが安くて、これをギリギリ切り出せる大きさで700円でした。
コバにも一応塗料を塗って仕上げています。
いま乗れる自転車がこれだけで、今回はこれにばかり乗っています。ビアンキのピスタも整備しなきゃ。
しかし、久しぶりに乗るとキツいです。このミニベロはかなり軽量だし、ポジション がロードと同じなので前荷重になりすぎてちょっと危ない。急ブレーキで前転します。
今日は昼からこれでジムに行ったら着いて直ぐに連絡があり、娘の小燕子がインフルエンザかも?ということで休日診療をしている病院に行けという指令が来ました。
トレーニングを中止して自転車で直ぐに家に戻りクルマで病院に連れて行きました。インフルエンザでした。残念。
一時帰国(楽しんでいます。)
一時帰国中ですが、日本を楽しんでいます。
今回は帰りはなんとビジネスでした。12月の初めに飛行機をJALのサイトで予約したのですが、往路のあさイチの便で一番安いのがビジネスだったのです。こういうこともあるんですね。なので仕方なくイヤイヤビジネスで帰ることにしました。
ラウンジのこの席は朝日が真っ正面から当たるところで気持ちがイイのですが、服務員がブラインドを下ろしましょうか?と中国語で訊いてきて、どう答えようかと躊躇してたら、今度は日本語で訊いてきてここで答えたら中国語がわからなかったみたいでカコワルイと思って躊躇してたら、更に英語で訊いてきました。そしたら隣の席の西洋人が即座に「ありがとう。でも、朝日が気持ちイイんだ。」と答えて恰好良かったのです。私も思わず「mee, too」カコワルイ。
関空から南海に乗りましたが、前の席のカップル(台湾人か中国人)がどうもJRに乗りたかったみたいで、目的地に行くには乗り換えなければならず、ものすごい勢いで男性を罵り始めた女の子。何でこんな女と付き合ってるんだろうこの男。と思ってたけど、関空連絡橋を渡り始めた途端に飛びきりの笑顔で「写真撮って。」とねだりだしてからは上機嫌になって、何で付き合ってるのかわかった。という話。
私の少ない経験と偏見で語ると、ルートの選定から切符の購入まで全て自分でやるか随時あれこれうるさく指示をして相手にやらせるのが中国人女性で、全て男の方に任せておいて失敗したらボロクソに言うのが台湾人女性のイメージです。(もちろん個人の感想です。)
うちの愛犬です。やんちゃで落ち着きがなく社会性がなく他の犬とは一切仲良くすることないし、すぐ興奮して走り回る運動量半端ない犬でしたが、いまやすっかり大人しくなり成熟した老犬となりました。散歩に連れて行くと他の犬に吠えられようが寄って来られようが知らん顔してスタスタと歩き去るので、とても躾の行き届いた犬のように思われ感心されます。でも少し寂しい。私の乗る自転車と本気で競争して、坂道になるとこちらが遅くなるのを知っているのでしきりに煽ってくるあの時の君がとても懐かしい。
日本では買い物が楽しいです。スーパーでも魚も安いし、
クジラも売っているし。
コーヒーのポットをこないだ割ってしまったので買いましたが、だいたいこの倍以上の価格でした。台北はそのまま日本の製品が売っていますが高いです。
梅田に出かけたので久しぶりにカンテ・グランデに行ってチャイを飲みました。ムジカがなくなったので紅茶を飲むならカンテ一択です。
丸ビルのところは早くになくなりましたが、emaのもなくなっていたし、富国生命ビルの地下の店に行きました。
ちなみに帰国してから睡眠は頗る快調で、4、5年ぶりに夜中にトイレに起きることなくぐっすり朝まで眠れました。
29日はいまいちでしたが、30日もまた朝までぐっすり眠れました。ちょっとその秘訣ががわかった気がしますので、台北に帰ってからも試してみたいと思います。
AI 美空ひばり
AI 美空ひばりの番組を以前NHKスペシャルで観て、まあ歌自体にはけっこう感動していたのですが、これは面白い話だなあと思って観ていました。
先日またNHKのあさイチで東京の博物館かどこかで、しばらくの間このAI 美空ひばりを観ることができると言っていたので思い出しました。
このNHKスペシャルはみんなけっこう感動したという感想が多くて、気持ち悪いとか否定的な意見を凌駕していたと思うのですが、それはなぜかというのを考えました。ある程度やはり気持ち悪いという意見と、こんなことをしてもイイのかという否定的な意見はあってしかるべきな気がしますが、おおむね受け入れられたのはそこまで映像のクオリティが高くなかったことがあるのでしょう。
それはイイとして、私が思ったのは、今回は秋元康氏が作詞して、佐藤嘉風氏が作曲したということでしたが、AIが曲も作るという未来を想像してみたのでした。音楽というのは盗作問題が象徴しているように、音符の組み合わせというのは有限であるから曲もまた無限に作られるわけではありません。
作詞はともかく曲自体はAIでも作れるはずで、イイもの、感動を呼ぶ大作も当然作れるワケです。更に進めば、1曲数分の曲ならそれこそ数分で作れる未来も来るんじゃないかと考えてしまうワケです。
むかしシンガポールのディックリーが香港のヒット曲を量産していた時に「香港のヒット曲なんて数分で作れる。」と言って叩かれたことがありました(この発言は誤解だったそうですが)が、実際にそうなったときには本当に我々はどう感じるのでしょうか。音楽に対して有難味がなくなって興味をもたなくなってしまうのでしょうか。
むかし、筒井康隆氏の短編のSFに「超能力・ア・ゴーゴー」というのがありました。脳科学者が自分の息子の脳に外科的な手術をして音楽の天才的な才能を開花させるという話でした。クラッシックの作曲家で指揮者でかつロックミュージシャンとして世界的に成功するのですが、ふと漏らしたヒトことで世界的熱狂が冷めてしまうというモノでした。
その一言がまさにディックリーの言ったの同じような言葉だったと記憶しています。この天才にかかると作曲がいかに簡単かという発言でした。
同様にAIが数秒間いや、数分間でも数日間でイイのですが、今後生み出されうる全ての音楽を作ってしまうようなことがあったら、音楽なんてもう見向きもされなくなるのではないかと思ってそれが恐怖なのです。
貨比三家
昨日テレビを観ていたら韓國瑜が「貨比三家」と言っていたのでとても懐かしく思いました。そういえば台湾では大陸と違って価格交渉をする機会が少ないので貨比三家とか討價還價とかいう単語を使うことが無かったような気がします。貨比三家というのは品物を複数見て比較するという意味です。仕事でいうとあいみつを取って選ぶということです。
韓國瑜がテレビで言ってたのは三人の候補をよく比較して選んでくれということでした。貨比三家不吃虧(比較して選べば損はしない)とここまでワンフレーズで言っていましたが、大陸では貨比三家だけで言うことの方が多いと思います。
ローカルのテレビのニュースを観ていると最近は選挙の話題が多いのですが、けっこう台湾の選挙運動もヒドいモノですね。たいてい誹謗中傷合戦みたいになっています。先日は韓國瑜が支持者の子供を抱いた時に頭にチュッとしたら、それが衛生的に問題があるとヒドいバッシングを受けたり、また韓國瑜の反対デモでは韓國瑜を模した人形が醜くすぎたり、賛成デモも反対デモも人数がそれぞれサバ読み過ぎているという批判があったり、けっこう滅茶苦茶でヒドいモンです。
あとは、蔡英文は独身で子供も産んでいないので子を持つ親の気持ちがわからないとかいう発言で大炎上してみたり、もう少しまともに政策論争をすればイイのにと思います。
そういう意味では宋楚瑜が一番政策の話をしている印象ですが、蔡韓の両者から相手にされていなくてなんとももの悲しい限りです。
https://www.storm.mg/article/2096233://udn.com/umedia/story/12758/4245308
批罷韓遊行變「霸韓」醜化韓國瑜 王淺秋:主辦方宛如紅衛兵!
羅暐智 2019-12-23 11:28
柯文哲は総統選挙には出ないけど彼の党がどれだけ票を伸ばすのかというのが注目されています。でも、私はこのヒトはあまり好きではありません。なぜならテレビで観ていて何を話しているのかよくわからないから。もちろん内容のことではなく発音が聴き取りにくいというだけのことです。
まあとにかく、総統選挙は蔡英文が勝ちそうなのでとりあえず安心ですが、立法院委員は民進党がどこまで票を伸ばすかですね。昨年の九合一は悲しかったので。
台北の街角
朝中正運動中心に行くときに歩道を走る車を発見。これは道路を掃除する車で前に回転するブラシが付いています。日本にもあるれど車道用ばかりで歩道用はありません。しかし歩道を機動車が走ってよいのでしょうか。台湾は単車も歩道を走ります。
職場の裏の道。荷台に舞台を積んだトラック。ポテヒでもするんでしょうか。観てみたい。ちょうど小さな廟の前なので宗教的なモノでしょうか。
昼休みに観に行ったらやっぱり布袋戲(ポテヒ)を一応ダラダラとやっていました。お客さんは居ないけどテープで音声流して(今どきテープはないか)、一人で人形を動かしているようでした。
右が廟というか祠というのかそういうところ。
帰りに通ると昼よりはもう少し真面目に演っていました。観客もいました。
忠孝新生駅の階段ですが、いつも感心するのですが、ラッシュ時も上り用のゾーンには下りるヒトが通らない。実は降り口にガードマンがいて蟻の子一匹通さないようにガードしています。その執念に感心します。
これは街角のヘルメット屋さん。
昔はこういうところに自転車用のヘルメットも売っていました。日本のレースでは使えないけどツーキンとか普段使いには充分なので私も買って帰って日本で使っていましたが、今は全てオートバイ用。台湾では自転車流行らなくなったんでしょうね。
湯圓とクリスマスとシモジマ
今日はいつものカフェで湯圓をいただきました。冬至だからです。台湾では湯圓を食べるのですね。大陸だと北方は餃子でしょうか。
それから、クリスマスプレゼントももらってしまいました。毎週末通っていますがラテ一杯で2時間以上粘る儲からない客なのにこんな風にしてもらって本当に心苦しい限りです。
お店の看板犬もいつも歓迎してくれます。あ、アクビしてるか。
ホントに温かいカフェです。
今日発見しました。南京路太原路下る辺りにシモジマがありました。日曜は休みみたいですが、これは大発見。文具やPOPまで大阪と同じように揃っているのでしょうか。
それからボトル等の容器屋さんもありました。香水のアトマイザーから梅酒漬ける容器まで何でもあります。
家に帰ったらポストに入っていた選挙の宣伝のノベルティ。ティッシュかと思ったら台北市政府指定のゴミ袋。ちょっと嬉しいけど3リットルの1枚だけ。
日本だと公選法違反の寄附行為に該当するでしょうね。
早起きして阜杭豆漿からの葉問(イップ・マン)4
早起きして阜杭豆漿に行ってきました。何かで見て一度食べに行きたいと思っていたのでした。周りの台湾人からも勧められたし。でも並んで食べるのは嫌いだし、そもそも中華の朝食は好きじゃないし、また豆漿はともかく厚餅も薄餅も油條も炭水化物のかたまりなのであまり食べたくないかなと思うのでした。それでも台湾人は「ここのは他とは全然違う」とか「台湾で一番おいしい朝食」とかいうので、まあ試しに一度行ってみようかとは何度も思いました。
ところが、休みの日の早朝にいざ起きてみると、「そんなワザワザ早起きして並ぶようなものか?」とか悪魔の囁きがあって二度寝してしまい何度も逃してきました。ダイエットや禁煙などと同じで、その意義に疑問を持ち始めると成功しません。自分自身に言い訳を与えてしまうからです。ピンゲです。酸っぱいブドウなのです。
とにかく朝5:30から営業開始だけど5:00には列ができるそうなのです。
朝5:15に起きて5:40ぐらいに家を出て歩いてここに着いたのは6:00頃。もちろんすでに並んでいます。
結局30分ぐらいで2階のフードコートに入れました。
あそこのカウンターで注文します。
鹹豆漿。
薄餅夾蛋。
厚餅夾油條。
帰りに見たら列がさらに長くなっていました。
ところで、皆が言うように本当に厚餅も薄餅も豆漿もここのは特別、他所のとは違うのか?ということですが、私には永和のと変わらないと思いました。話のタネに一度並んで食べてみよかというぐらいのモノでしょうか。ミもフタもありませんが。
ということで、ずっと楽しみにしていた葉問(イップ・マン)4を観に行きました。歩いて京站まで行ってもまだまだ上映時間の8:40までには時間があって少し待ちました。しかし8:00ぐらいには自販機でチケット購入しましたが、8:30になってもシアター1は扉が開かないし、係のヒトも来ません。結局8:36分にやっともぎりが来て中に入れました。台湾人の朝は早くないので、朝一番の回は空いています。席はガラガラでした。なので入場の開始もギリギリなのでしょう。
葉問は中華圏では大ヒットしているシリーズなのに日本では全然ウケていないようで日本人にはあまり知られていないのが不思議です。私はブルース・リーの世代なのでブルース・リーの師匠であった葉問はもちろん大好きで、ド兄さんのシリーズは全部見ていますし、黄秋生のも外伝も前伝も見ています。もちろん一代宗師も。
でもよく考えたら日本でウケないのが不思議というより、なぜ中華圏で詠春拳の映画がこんなに人気があるのかが不思議です。詠春は他の中国功夫に比べて動きが地味なので映画向きではないはずなのです。
ちなみに私はシンガポールで詠春拳を習いに行っていました。葉問自身が日本人嫌いですから「日本人には教えるな。」と言っていたらしいというのを聞いていたのでドキドキしながら門を叩きましたが大丈夫でした。まあ習ったといえるほど通っていないのですが、何でも少しかじってみると、観るときの目が肥えます。仏像を見に行くのでも、仏画をやるようになってからよくわかるようになりました。衣が装身具がどうなっているかというのがわかるので古い仏像を観ても楽しさが倍増しました。同様に詠春も少し自分でやってみると葉問を観ても何倍も楽しめます。
さて、葉問4は完結篇ということで終わってしまって、ファンにとってはさみしいことですが、今作もとても楽しめました。弟子のブルース・リーもワリと出てきます。ようつべでは今でも観ることができる名シーン(掌ほどの距離からのパンチで大人の男性を吹っ飛ばす、指1本での腕立て等)の再現などもあってブルース・リーファンにとってもニヤリとするシーンがいくつかあります。また今作ではブルース・リーの扱いが少し変わったような気がします。前作まではどちらかというと不肖の弟子のような感じでしたが今作は好意的に描かれています。
今回、敵役は日本軍でも英国でもなくて米軍でした。アメリカの人種差別に対して戦う葉問でした。外国人に功夫は教えないという中華総会に逆らってアメリカ人の弟子を取るブルース・リーをかばい、「誰にでも教えたらイイ」と言う葉問でしたが、「日本人には教えるな」と言ってたクセに、と思ったのは私だけではあるまい。